ローコスト住宅の維持費は高いのかな?
どんな内容が維持費の対象になるのかな?
家が欲しい(買いたい)
自分の予算に合う総支払額が少ない家を買いたい。
初期投資(頭金や諸費用)をできるだけ抑える計画を立てたい。
このような需要の先に注目されているのがローコスト住宅。
ローコストと言っても、坪単価にすれば、40万円程度にはなる計算。
30坪なら、1200万円となるような計画を立てる。
しかし、固定資産税などの税金も支払いが必要。
メンテナンスに必要な金額は?
こうした生活を送るための維持費と呼ばれる対象を気にしている人が多い。
当サイトは、ローコスト住宅購入後の失敗後悔を防ぐために必要だと感じる情報を元住宅関連企業出身者がご紹介しています。
今回の記事では、ローコスト住宅の維持費を広い意味で以下の項目ごとに考えてご案内しています。
ローコスト住宅維持費1.税金
ローコスト住宅維持費2.修繕
ローコスト住宅維持費3.補修
車に例えるならという視点でまだ全く住宅市場がわからないご家庭にも少しでも専門用語を使わない形でご案内をしていきたいと思います。
ローコスト住宅維持費1.税金
家を買って住む。
この買い物をしただけで車と同じで税金がかかります。
車で言えば、自動車税が課せられます。
同じように住宅を持つというのは、資産を手にしたという状態。
つまりは、家持ちの人向けの税金を払ってもらいますよという流れがある。
ローコスト住宅購入者の払う税金
税金として支払うのは、家を持った人が払うお金として、固定資産税という項目があります。
年間の計画は8万円程度から土地の資産価値の高い所はどんどん15万円から20万円と高額になっていく。
つまりは、利便性の高い場所に住むことは家賃も高いけど家買って住むのも維持するだけで高いということ。
ローコスト住宅維持費2.修繕
賃貸は壊れたら、管理会社に連絡したら自分たちで修繕費を払うことはない。
大家さんが負担して直すというのが一般的。
でも、一戸建てを購入したら?
水道、ガス、オール電化、給湯器、なんでもそうですが、自分たちで修繕をしなければいけない。
ローコスト住宅だから壊れるではない
家を持つ設備において、掃除や管理などをしていてもやはり経年劣化というのは避けられない。
5年から7年の時期になると良く使っている場所が壊れるとか不具合が起こることもある。
8年から10年すると、寿命という診断を出されて、買い替えをした方が省エネや節水となるケースもある。
このように、修繕や交換などの費用も自分たちで支払いをしていくことになります。
トイレの取り換え工事なら、15万円程度が目安。
お風呂やキッチンなど大型になれば、30万円から50万円。
車で言えば、エンジンオイルよりももっと大がかりな足回りの修繕を走行距離などに応じて交換することがありますよね?
これと同じような原理です。
つまりは、年間で3万円程度のメンテナンス用の貯金をしておくことが理想となります。
ローコスト住宅維持費3.補修
家の中が元気でも外の壁も経年劣化をしていくことがある。
外壁のひび割れや塗装の剥がれ。
車で考えるなら、塗装の劣化ですね。
家でも車でもやはり塗装がはがれた状態は見た目のデザイン性で考えてもキレイと感じられなくなっていく。
そこで必要なのが、家の外壁塗装という考え方。
外の壁の塗装を塗り替えましょう。
このような費用が10年以上経過する時には徐々に考えておくべき事項となってきます。
維持費で最も差が出やすい外壁工事
家の外側をどういう素材でコーティングするのか?
この考え方から、車も塗装がはがれにくくなっていったり、キレイな状態を保つ企業努力をしている。
同じように家の外の壁も最近は、メンテナンスを最小化するためにタイルなどが登場しています。
結果的に、タイルとサイディングという種類の塗り壁の塗装維持管理コストは、300万円以上違うとも言われている。
家の大きさや壁の総面積が大きければ大きいほどコストもかさむ。
実際に陶器瓦と一般的な塗装材の家では以下のようなメンテナンスコストの違いが出てくるともいわれている。
一般的な外の壁 | タイルと陶器瓦 | |
10年後の試算 | 140万円 | 55万円 |
20年後の試算 | 280万円 | 110万円 |
30年後の試算 | 420万円 | 160万円 |
40年後の試算 | 560万円 | 220万円 |
50年後の試算 | 700万円 | 275万円 |
もちろん50年同じ家に住むかは別。
しかし、いずれ子供たちの住む時にも10年で約140万円程度のコストを貯金をしていくことが可能なのか?
このような資産を維持するための考え方をしておく必要がある。
ローコスト住宅比較も重要
ローコスト住宅にもいろいろな会社がある。
外壁はタイルを採用する会社。
保証の単位から修繕費などのカバーをしている会社。
リフォーム業なども営み積極的にコストを下げた提案を得意とする会社。
規模や数などの問題とは違う。
何を元にコストを下げているのか?
こうした考え方を参考にしていくことは非常に会社選びとしても大切な問題となる。
今後の会社比較をしていく時、少しでも多くの会社の内装や設備だけでなく、外の壁の種類や標準規格の設計。
さらには、5年、10年、15年、20年、25年、30年、35年等住宅ローンを返済する期間にどんなメンテナンスメニューを用意してくれているのか?
細かな内容を直すのはどの程度のコストをかける準備をしなければいけないのか?
このような特徴を知って、契約前には情報を確認を終えて着手をすることも大切です。